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2022.08.05
私のフラメンコ初舞台(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)
「私の初舞台」(フェイスブックの過去の日記より)
運動神経ゼロ、踊りの経験ゼロで私は高校2年の夏休みにフラメンコを習い始めましたが、その半年後には学校の講堂で全校生徒1200人の前でセビジャーナスを一人で踊りました。
みんなの前でフラメンコを踊らせてほしいと自分から申し出たのです。
メイク上手の同級生とヘアアレンジ上手の同級生の技によって信じられないほどに変身し、赤と黒の衣装を着て私は初舞台を踏みました。
カセットテープで踊りました。
2番が終わって間奏が流れている時に舞台を歩き回りながらカスタネットをおもむろに着けて、3番と4番はカスタネットで踊りました。
会場はとても盛り上がり、最後にポーズを決めて私がオレッと叫ぶと拍手喝采をもらいました。
めちゃくちゃ気持ちが良かったです。我ながらいい度胸してました。
その時のセビジャーナスの歌詞の内容はかなり大人の世界のものだったのですが、フラメンコギターがとてもかっこよく大好きだったのでその曲にしました。
私が通っていた学校はスペインの修道会が母体のカトリックの学校だったので(縁とは不思議なもの)、シスター達はスペイン語の歌詞の内容をおわかりだったはず。
あのセビジャーナスを聞いてシスター達は目を白黒させていたのではないかと思いますが、ずいぶん褒めて頂きました。
誰よりも内気で引っ込み思案だった私が突然あんな思いきったことが出来たのも、スペイン的な大らかな雰囲気がなんとなく学校全体にあったおかげだと思います。