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2022.10.08

日本とスペイン、ミサのこと(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)

  「日本とスペイン、ミサのこと」(フェイスブックの過去の日記より)

私が小学校から通っていたカトリックの学校では全校ミサが年に数回ありました
(母体の修道会がスペインにある学校でした。縁とは不思議)。
ミサの中で、人類愛と平和を願うため左右の人と微笑みながら会釈をし合う場面があります。
厳かなミサの中でこの時だけ雰囲気が和む不思議な儀式です。
小学校低学年のうちはみんな面白がってお互いペコペコしあって可愛いのですが、成長するにつれて恥ずかしくなって照れ笑いするだけだったり冷めた態度をとったりしていました。
グラナダ留学中にイギリス人の友達からミサに行ってみようと誘われました。
私は信者でないけどいいのかと聞いたら大丈夫だと言われたので一緒にミサに行きました。
参列者同士で挨拶し合う場面では、スペインなのでハグとキスをしました。
両隣だけでなく、隣の隣のその隣の人、前後、斜めの人たちともワイワイと抱擁と接吻を交わしたので、この国で引っ込み思案だったらミサにも出られないんだなと思いました。
文化が違うなあと痛感しました。
いろいろな国ではコロナの影響でハグやキスの挨拶に替わる別の挨拶が取り入れられていますが(肘をくっつけ合う等)、キスとハグが出来ないことは、日本人が想像する以上に悲しく寂しいことなのではないかなと思います。
(2021年、コロナ禍の時の投稿)

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