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2022.10.08

目は口ほどに・・(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)

(ヨーロッパではコロナ禍でもマスクの着用を嫌がる人が多いと聞き、そういえばと思い当たることを書いた、コロナ禍の2021年頃の投稿)

「目は口ほどに···」(フェイスブックの過去の日記より)

ヨーロッパの人たちにとってマスクは身近なものでないようですね。

グラナダの女子寮のことを思い出しました。
寮の新入生歓迎会は、新入生が必ず受けなければならない試練でした。
歓迎会では、新入生は上級生達の前でたった1人で歌ったり踊ったり何か一つ芸をやらないとなりませんでした(私はセビジャーナスを踊りました)。
歓迎会会場の寮の広い玄関ホールに行くと、黒ずくめの服を着た上級生達が更にサングラスをかけてスカーフ等で口許を隠し、あぐらをかいて車座で新入生を待ち構えていました。
今思い出してもゾッとします。
上級生たちはわざと最初は無反応でシーンとしていて、その真ん中に新入生が1人ずつ出て行って、名前を言ってから、その冷え切った雰囲気の中で、歌ったり踊ったりし始めるのです。
(でも後半は、上級生たちも意地悪なお芝居をやめて一気に盛り上げるという決まった流れがありました。そして毎回最初の空気に戻るのです)
上級生達もこの恥ずかしさを過去に経験済みなので、新入生に同情してくれる人はスカーフからこっそり口を見せてニコッとしてくれました。
サングラスの方が迫力あって怖いんですけど!と私は思っていました。
「目は口ほどにものを言う」の文化との違いかなと思いました。

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