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2023年03月
2023.03.23
六本木のピアノバーIZUMIで踊りました(2023年3月22日)。
3/22(水)、六本木のピアノバーIZUMIで踊らせていただきました。
昨日はシャンソンとフラメンコを交互にお楽しみ頂きました。
シャンソンといえば、グラナダ留学中にパリに旅行に行った時に、有名なシャンソンのお店「ラパンアジル」に行きました。
古き良きパリはこんな感じかな?というような素敵な雰囲気を味わえてとても心に残っています。
昨夜のシャンソンを聴いてその時のことを懐かしく思い出しました。
シャンソンもフラメンコも、お客さんとの距離が近いのが似合いますね。
IZUMIはぴったりだと思います。
昨夜は終わってしまうのが名残惜しいほど楽しかったです。
お客様方、ご一緒した方々、どうもありがとうございました。
ギターの高橋秀男さん、カンテのゆうさん、どうもありがとうございました。
次は4月5日(水)に出演させて頂きます。よろしくお願いいたします。
2023.03.18
原田マハさんの「暗幕のゲルニカ」(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)
「暗幕のゲルニカ」(フェイスブックの過去の日記より))
数日前、近所の学校で卒業式がある日の朝、通学路に面した窓ガラスが結露していて、そのガラスにうちの子が鏡文字で「卒業おめでとう」と書いていました。
平和~。
原田マハさんの「暗幕のゲルニカ」を読みました。感動しました。
ピカソのゲルニカは、日本での大学の授業でもグラナダ留学中のスペイン美術史の授業でも特にたくさんの時間を使って勉強しました。
私はレイナソフィア芸術センターで実物を見ましたが(1996年)、その時に印象的なことがありました。
ゲルニカが展示されてある部屋にいる時に、日本人の女性観光客数人が入ってきました。
部屋に入るなり、まず絵の巨大さに驚きその人たちが甲高い声を上げてしまい、そこに居合わせたヨーロッパ人観光客たちからシッと注意されました。
彼女たちは首をすくめて「ごめんなさい」という態度を見せていましたが、今度はうっかり絵に近寄りすぎてロープに触れてしまいアラームが部屋中に鳴り響き、スタッフの人に注意されながら恐縮し、さっきのヨーロッパ人観光客たちが顔を見合わせてやれやれという呆れ顔をしていました。
私はそばで見ていて、同じ日本人として恥ずかしいと思いました。
でも、私も今までにいろいろな美術館に行きましたが、絵を見てあそこまで興奮して我を忘れてしまった人を見たのはあの時だけだと気づき、今思い返すと、あの人たちの反応はまったく恥ずかしいものでなくて素直な反応だったな思いました。
ゲルニカが持つ訴える力は本当に尋常でないと思いました。
ゲルニカはピカソから全人類へのメッセージだと思いました。
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