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2023.11.02

パエリアの思い出(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)

 久しぶりに外でパエリアを食べました。

パエリアには、いつまでも鮮明な思い出があります。

★~★~★~★

「パエリアの思い出」(フェイスブックの過去の日記より)

3番目の子供の出産予定日を1日過ぎてから病院に検診に行きました。

出産はあと2日くらいは先になるだろうと言われ、行きと帰りで30分ずつ歩いて買い物をしてから、実家で子供達と両親と一緒にお昼ご飯を食べました。

母の手作りの魚介類たっぷりのパエリアでした。

私がフラメンコとスペインに興味を持った高校生の頃から、母は私を喜ばせたい時や励ましたい時にはパエリアを作ってくれていました。

食べ始めた直後に急にお腹が痛くなりました。

まさか!

魚介類にあたったのではないかと両親が心配しました。

父が「妊婦に魚介類を食べさせるなんてなあ」とオロオロと言って母を怒らせたり、「3回目にもかかわらず腹いたと陣痛の区別もつかないのか」と言ってきました。

午前中に行ってきたばかりの病院に電話すると「魚介類にあたったのでは・・」と言われましたが、これは絶対に陣痛ですと私が言って、母の運転する車で病院に向かいました。

そんな時に限って病院のすぐ近くで道路工事があって、車が通れませんでした。

「仕方ない。最後の力を振り絞って歩きなさい」と母が言いました。

最後の力って。 これから産むんだけど。

とにかく無事に出産しました。

最初に痛みを感じた時から出産までにかかった時間は約90分。

次男はパエリアに誘われて生まれてきたので、誕生日にはパエリアを作ります。

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