フラメンコ教室エルソル ブログ
2026.02.19
有吉佐和子の「青い壺」(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)
有吉佐和子の「青い壺」
半世紀前に書かれた小説で、2025年上半期の文庫ランキング第1位だった本です。
話の後半に在日45年のスペイン人シスターが登場して、彼女が54年ぶりに帰郷して母親と会うことになり、なんと青い壺もシスターと一緒に海を渡ってスペインへ行くという展開に驚きました。
そのシスターのお母さんはスペイン人には稀なブロンドと青い目だったということなので、ひょっとして青い壺はアンダルシアに行ったのかなあ、アンダルシアは美人の宝庫だから、別れた当時はどんな母と娘だったのだろうかと想像しました。
話の中に書かれている修道会の階級制度の話を読んで、スペインはこういう面も持つんだと勉強になりました。
最初から最後まで、評判通りの面白い本でした!
★~★~★
戦前から戦後の大混乱の時代に異国にいたシスターたちの苦労は大変なものだっただろうなと思います。
私が学生だった時に日本人シスターから聞いた戦後の話ですが、スペイン人シスターが「サルの配給がありますよ」と言うのを聞いて、
「食糧難でついに猿まで・・」と日本人シスターが思ったら、sal(サル=塩)のことだったそうです。