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2022.10.19
はなのすきなうし(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)
「はなのすきなうし」(フェイスブックの過去の日記より)
スペインのことが描かれた絵本といって真っ先に思い付くのは、「はなのすきなうし」です。
私が小学校1年生の時、学校の「読書」の授業で一番最初に読んだ本です。私にとってこれがスペインとの最初の出会いだったかもしれません。
長男が小さい頃、絵本の読み聞かせをする時にもう一度読みました(授業で読んだたくさんの絵本を親が処分せずに持っていました)。
友達と遊ぶよりも独りで花の匂いを嗅いでいる方が好きな子牛のことを、お母さん牛はそっとしておきます。
このお母さん牛みたいに、自分の子供を他の子と比較しないでありのままを受け入れる親になりたいと思いました。
絵本は、子供のためだけではないと思いました。
挿し絵もとても印象的です。
闘牛を観る女性達が、頭にマンティージャ(ベール)を被っていて、蠱惑的に描かれています。
闘牛のブローカーの男達も、子供の絵本の挿し絵とは思えない位に怪しいです。
子供はいつもと違う世界に触れられて、大人にとっても魅力的な絵本です。