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2023年06月

2023.06.29

グラナダでの寮生活の思い出(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)

つい最近、「自分の記憶をよく耕す」というある人の言葉を新聞で読み、私は感動しました。

自分の記憶の庭に育っていくものこそ人生なのだそうです。

★~★~★

 「グラナダでの寮生活」(フェイスブックの過去の日記より)

1996年から1年間グラナダ大学付属の外国人コース(セントロ デ レングアス モデルナス)で勉強しました。
スペイン人女子大生100人と寮生活をしていました。外国人は私一人でした。
グラナダには女子寮、男子寮、男女一緒、大小いろいろな規模の大学寮がありました。
ある大人数の男子寮で親睦を深めるための「チーム対抗借り物競争」があり、″女子留学生ひとり″が必要だから来てくれと言われ、その男子寮まで走りに走ったことはとても楽しい思い出のひとつです。
イギリス人の友人は全部で10人くらいのこじんまりとした寮に住んでいて、私にはこういう寮の方が向いていたのになと羨ましく思いました。
私がちょっとヘマをしたり何か言うとそれがすぐに寮全体に広まっていたりして、帰宅恐怖症になった時期もあり、私の学生時代のスペイン留学は楽しさと辛さが半々でした。
もう1回寮生活をしたいか?
今だったらもっと楽しめるかもしれないと今更考えても仕方ありませんが、
もし自分の子供たちが外国での寮生活をしたいと言ったら、絶対に経験してほしいと迷わずに背中を押すと思います。

2023.06.27

スペインの迷信、おまじない(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)

そうそう、こういう話もあったなと思い出しました。

★~★~★

「スペインで聞いた、迷信やおまじないの話」(フェイスブックの過去の日記より)

グラナダ留学が終わりに近づいたころ、13日の金曜日の飛行機を予約したと母に電話で伝えたら、縁起が悪いから別の日に変えてほしいと言われました。
予約したところに行き直してそのことを話したら、スペインで縁起悪いのは「13日の火曜日」だから心配ないと言われました(でも飛行機を変えてもらいました)。
13という数字は「最後の晩餐」が13人だったことに由来しているそうです。
火曜日(スペイン語でマルテス)が縁起悪いとされている理由は、ローマ神話の軍神マルスに関係あるようです。
スペインに「火曜日には結婚するな。船にも乗るな。」ということわざがあります。
自分の国のおまじないや迷信の話を他の国の人達とお互いに紹介し合うのは面白かったです。
びっくりするほど違う場合もあって興味深く、共通点があった場合も嬉しくなりました。
スペインで聞いた迷信、おまじない。
●黒猫が自分の前を横切ったら縁起が悪い。でも自分に向かって歩いて来たら、智恵を授けてくれるという意味で縁起が良い。
●まつ毛が抜けたら、悪魔に取られないようにそのまつ毛を鼻先に乗せて吹き飛ばす。
●縁起悪いこと、不吉なことを避けるために木製品を触る「Tocar madera」。

2023.06.25

フラメンコ教室エルソル 第10回発表会を行いました。

2023年6月25日(日)、

藤沢駅から歩いてすぐの新堀ライブ館のセゴビアホールにて、第10回発表会を行いました。

見に来てくれたうちの子供たち(小学生と中学生)の感想は、「生徒さんの笑っている顔がかわいかった」でした!

仕事や育児等で大忙しの毎日の中で、生徒さんが楽しくフラメンコを踊っていたら私はとても嬉しいです。

ギターの犀川大輔さん、カンテのレイコシミズサンギットさん、どうもありがとうございました。

たくさんのお客様にお越し頂きまして、どうもありがとうございました。

  

2023.06.11

初めて見た闘牛(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)

 大事なことを思い出しました。スペイン留学中の印象的な思い出のひとつです。

★~★~★~★

「一度だけ見たスペインの闘牛の思い出」(フェイスブックの過去の日記より)

その日は、アイドル並みの人気がある闘牛士が登場する日でした。
「彼はかっこいいけどアルテ(技術、芸術)がないね」等と言う人もいて、闘牛好きな人達にとっては、それぞれ贔屓にしている闘牛士がいるようです。
闘牛場の外で牛乳を売っていました。闘牛と牛乳の組み合わせが面白かったです。
闘牛場に牛が躍り出て来た時はカッと全身が熱くなりました。

私が知っている牛とは大きさも姿も全然違い、まるで怪物のように見えました。
わたしが座っていた一番後ろの席にまで駆け登って来たらどうしよう、生きて帰れないかもしれない、と闘牛を見に来たことを本気で後悔しました。それほどの迫力でした。

観客達が大声で叫んだり口笛を鳴らしたりする反応が、いったいブーイングなのか賞賛なのかわかりませんでした。
でも、闘牛場全体が静まり返る瞬間もありました。
これ程多くのスペイン人が集まっているのにこの静寂を体験することはすごいことに違いない、と思いました。


闘牛には決まった流れがあり、いろいろな役割を持った人達が現れて、衣装も、手に持つ道具も違います。
闘牛を観る前に調べておくと良いと思います。
見終わった後の自分自身の気持ちも違うと思います。

最後に賞賛の印として、多くの人達が白いハンカチを振っていました。
なんと、白い下着を振り回しているファンがいて、目を疑いました。
もちろん、一部のファンの行き過ぎた行動で、そばに座っていたスペイン人達は「恥ずかしい」と眉をひそめていました。

この闘牛観戦に意外なオマケがつきました。
テレビ中継されていたようで、「ヨーコ、映っていたよ」と数人から言われ、嬉しかったです。

2023.06.01

ファンダンゴの思い出(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)

 「ファンダンゴの思い出」(フェイスブックの過去の日記より)

高校2年生でフラメンコを習い始め、最初に習ったのがセビジャーナスで、次がファンダンゴ・デ・ウエルバ。

幼稚園の頃から頑なに歌うことを拒んでいて歌にはずっと苦手意識を持っていたのですが、歌を聴くことは好きで、フラメンコのCDの歌詞カードもじっくり読んだり歌詞を調べることは好きでした。

「ある冬の夜、君と出会った時雨が降っていて君に傘をさしかけてあげたね・・・」

このファンダンゴの歌詞が好きでした。

大学3年でグラナダに留学しました。 普段の生活で驚いたことのひとつは、 スペイン人はちょっとやそっとの雨では傘をささないこと。 若い男の人はかなりの雨でも平気で濡れて歩いていました。 乾燥している気候だから服や髪の乾きが早いのだろうか?

はたとあのファンダンゴの歌詞を思い出しました。 傘持たないやんけ。

(ウエルバでは傘さしますか?)

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