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2023.06.11
初めて見た闘牛(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)
大事なことを思い出しました。スペイン留学中の印象的な思い出のひとつです。
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「一度だけ見たスペインの闘牛の思い出」(フェイスブックの過去の日記より)
その日は、アイドル並みの人気がある闘牛士が登場する日でした。
「彼はかっこいいけどアルテ(技術、芸術)がないね」等と言う人もいて、闘牛好きな人達にとっては、それぞれ贔屓にしている闘牛士がいるようです。
闘牛場の外で牛乳を売っていました。闘牛と牛乳の組み合わせが面白かったです。
闘牛場に牛が躍り出て来た時はカッと全身が熱くなりました。
私が知っている牛とは大きさも姿も全然違い、まるで怪物のように見えました。
わたしが座っていた一番後ろの席にまで駆け登って来たらどうしよう、生きて帰れないかもしれない、と闘牛を見に来たことを本気で後悔しました。それほどの迫力でした。
観客達が大声で叫んだり口笛を鳴らしたりする反応が、いったいブーイングなのか賞賛なのかわかりませんでした。
でも、闘牛場全体が静まり返る瞬間もありました。
これ程多くのスペイン人が集まっているのにこの静寂を体験することはすごいことに違いない、と思いました。
闘牛には決まった流れがあり、いろいろな役割を持った人達が現れて、衣装も、手に持つ道具も違います。
闘牛を観る前に調べておくと良いと思います。
見終わった後の自分自身の気持ちも違うと思います。
最後に賞賛の印として、多くの人達が白いハンカチを振っていました。
なんと、白い下着を振り回しているファンがいて、目を疑いました。
もちろん、一部のファンの行き過ぎた行動で、そばに座っていたスペイン人達は「恥ずかしい」と眉をひそめていました。
この闘牛観戦に意外なオマケがつきました。
テレビ中継されていたようで、「ヨーコ、映っていたよ」と数人から言われ、嬉しかったです。