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2024.06.01
グラナダの結婚式の思い出(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)
緑が鮮やかな季節になると必ず思い出すこと。
華やかな場で貴重な経験ができた良い思い出ですが、自分の未熟さゆえに、文化の違いに居心地の悪さを感じたことも同時に思い出します。
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「グラナダの結婚式」(フェイスブックの過去の日記より)
スペインにいる時、結婚式を挙げた新郎新婦と招待客たちがリラックスした様子で教会の外に集まっているのをたまたま見る機会があるとラッキーと思いました。
女の人たちの服装を見るのが楽しみでした。
布一面に刺繡がされた大きなショール(マントン・デ・マニラ)をセニョーラが堂々とまとっているとそれはそれはゴージャスで迫力があるのですが、十代の女の子がそういうショールを肩にかけているのはとても初々しく、お母さんかお祖母さんから譲り受けたのかなと想像して、宝物を見せてもらったような気持ちになりました。
グラナダ留学中に結婚式に出席する機会に恵まれました。新郎新婦と面識がなかったのですが誘ってもらいました。
会場は、グラナダ郊外にある新郎の家族の別荘の素敵なお庭。 5月の終わりで花が咲き乱れていました。池もある広い庭でした。
神父様の前での誓いの言葉があり、参列者一同で見守りました。
スペイン語で結婚式のことをbodaボダといいますが、誓いという意味のvotoボト(英語のvote、vowと同語源)が語源なのだそうです。
そのあと、たくさんの料理が庭に運ばれてきていよいよパーティーが始まりました。
バンドの生演奏にあわせて新郎新婦も年配の方々も自然に体を揺らしていました。本当に踊る国民性なんだなーと思いました。
うちの両親や叔父叔母が踊る姿など到底想像がつきません。
「こういう時、この国では必ず踊り出すんだよね。やれやれ」と私は内心ため息をつきました。
私が苦手なことは、はしゃぐことと踊ること。
当時流行っていて日本でもヒットした「マカレナ」という曲のユーモラスな振り付けをみんな楽しげに踊っていました。
この国では引っ込み思案はマナー違反なのだと私は痛感しました。
セビジャーナスも演奏されたので、招待客たちはペアになって踊りました。 セビジャーナスは私も楽しみました。
パーティーの終わりに2階のバルコニーから新婦がブーケトスをすることになりました。映画みたいで素敵!
新婦がゲスト達に背中を向けて、ブーケを大きく投げました。
ブーケは池の中へ。ちゃぽん。一同あっ!
貴重な経験をできて、特に思い出に残る一日でした。