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2022年10月
2022.10.08
グラナダ、花についてのエピソード(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)
「グラナダ、花についてのエピソード」(フェイスブックの過去の日記より)
1996年にグラナダに留学して、女子寮で生活しました。
寮生100人はスペイン各地から来ていて、グラナダ大学の大学生でした。7割くらいがアンダルシア出身でした。
寮生活2日目、ひとりの1年生の子が「彼からプレゼントされた」と花を見せてくれました。
仏様の花だ...。日本ではお仏壇用に売られている黄色い大きい菊が一輪でした。
ビックリしたのですが、先入観を持たずに見れば、確かに明るく社交的な人にピッタリなきれいな花だと思いました。
いろいろなことが国によって違うんだと思い知りました。先入観を持っていたらもったいないと思いました。
そういえば、大学から寮に帰ってくる時に、一輪の赤いバラを持ち帰ってくる子が結構多かったです。
スペイン人の男子学生はロマンチックですねえ。
日本人はどうですか?私は学生時代にそういう経験がなかったので何も言えません。
もうひとつのエピソード。
スペイン人の男子高校生に一目惚れをされ、鉢植えの花をプレゼントされた女子留学生の友達がいました。
「あなたの部屋の窓辺にこの花を置いてほしい。僕が毎日見れるように」と言って渡されたそうです。
情熱的で美しく、そのままフラメンコの歌になりそうですね。うらやましかった・・・。
どの花のエピソードにも私自身は無関係、ということが残念なのですが、当時のスペインの美しい風景だったなと思います。
2022.10.07
「生き物は円柱形」というお話(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)
「生き物は円柱形、というお話」(フェイスブックの過去の日記より)
小学5年生の国語の教科書に、生物学者の本川達雄さんが書いた「生き物は円柱形」という文章が載っています。
高校生の長男が小5だった時に私はこの話を初めて読んで私はこの話を好きになり、うちの子供の教科書を読み返したり、内容をよく思い出したりしています。
多様な生き物の形の上での共通性は「円柱形」であることで、多様性の中にも共通性があり、動植物も人間も、お互い仲間として敬いあいたい、ということを教えてくれます。
「円柱形は強い。円柱形は速い」という一文があるのですが、これは踊りの基本でもあるなあと思います。
フラメンコでもバレエでも、いろいろな回転の仕方がありますが、胴体を円柱形と見立ててしっかり形を保つとか、自分の体の前で円柱形を抱えていることをイメージすると上手く回転出来るとか、踊りにおいても円柱形をイメージすることは重要だなと思います。
小学校の国語の教科書の他の話も、今読むと感銘を受けたりジーンとしたりするものも多いです。
でも算数の教科書の場合は、小5ともなると、わからないものも多いです。
2022.10.04
フラメンコの難しさを知った日(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)
「フラメンコの難しさを知った日」(フェイスブックの過去の日記より)
先日発表会が終わりましたが、秋にも発表会をやります(2019年くらいの投稿)。
一緒に楽しい経験を積み重ねて行ける人達が周りにいるので幸せです。
育児真っ只中の時は、こういう日はもう来ないと思っていましたから。
人前で踊った経験の中で今でも思い出すと恥ずかしさのあまりうわーっと叫び頭を抱えたくなるのが、大学1年生の時の出来事。
あるお店を貸し切ったフラメンコ愛好家たちのパーティーに参加しました。
一人でタンギージョを踊ることになり自信満々だったのですが、いつも教室で聴いてる歌と違う!ギターのメロディーも違う!と、ステージで棒立ちになりました。
何分間立ってたかしら。相当立っていました。
もう、手も足も出なくて目も当てられない状態(当時を思い出してうわーっと頭抱える)。
せめて歩き回ればよかったのですが、そこまで知恵が回りませんでした。
見ている方もいたたまれなかったでしょうね。。
しかもその集まりがクリスマスパーティーで(涙)。私が空気をぶち壊しました。
着なくてもいい衣装までわざわざ着ちゃって(恥)。
暖かい目で応援してくれた人には今でも感謝でいっぱいです。今でもよく覚えております。
教室で習うことをそのまま出来るだけではフラメンコを踊れるとは言えないのだと思い知りました。
あの日から私はだいぶ謙虚になりました。
私はいまだに「タンギージョ」と言葉を聞くだけで恥ずかしくなります。
フラメンコ教室エルソルではタンギージョをやりません。あしからず。
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