フラメンコ教室エルソル ブログ

2022.10.08

文化の違い、マナーの違い(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)

  「文化の違いとマナーの違い。 腕はもう絶対に組みません。」(フェイスブックの過去の日記より)

1996年から1997年に、グラナダ大学付属の外国人コース(セントロ·デ·レングアス·モデルナス)に通いました。
必修科目の他にいろいろな授業を選べました。
ある授業中、先生が急に説明を止めて「あなたのその態度は何ですか。私の授業が気に入らないのですか」と顔を赤くして怒り出しました。先生が指差す先は····、なんと私!
「そんな風に腕組んで···」と言うのを聞いて自分の座り方にハッとしました。
「こっこっこれは私の癖でして、特別な意味はありません。すみません」と慌てて謝りました。
自分の体の前で両腕を組む仕草が、相手を拒絶する態度に見られてしまったのです(日本でも良い印象与えませんが)。
人前で厳しく言われて恥ずかしかったですし、悪気がないのに誤解されショックでした。
何気ない仕草に要注意です。
授業中に脚を組んで座っていても脚を投げ出して座っていても行儀悪いと注意されず、
小さな子供でもないのにボールペンをくわえたり噛んだりしていても何も言われず、
暑いといって教室でいきなりTシャツを脱いでほとんど水着のような格好になっても注意されないのに、
心を閉ざしていると思われてしまう態度が、いちばん悪い授業態度なんだと痛感しました。

2022.10.08

グラナダのバスツアーでの出来事(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)

 「バスツアーでの出来事」(フェイスブックの過去の日記より)

グラナダ留学中に、スペイン人たちの中に入ってバス旅行をしました。
日本人の友達と参加しました。
添乗員が盛り上げながら、車内では乗客たちが笑い話(chiste)を次々と披露しあっていました。
何言ってるのかわからなくても、みんなでマイクを回し合って和やかな雰囲気。
そのうちにあるひとりが「ではあなたたち日本人もchisteをひとつ···」と。
ええっ!
そんなこと日本語でだって無理。
困ったことになったと思っていたら友達がマイクを受け取りました。
スペイン人たちはお喋りを止めて、まだ喋ってる人に対しては注意して、全身で人の話を聴く姿勢に。
友達は、日本人留学生たちがスペインで直面する驚きや戸惑いを面白く話しました。
話が終わると大きな反応と暖かい拍手。
心を開けばこうやって受け入れられるんだなあと思いました。
(持ちネタは用意しておくと良いでしょう。)

2022.10.08

日本とスペイン、ミサのこと(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)

  「日本とスペイン、ミサのこと」(フェイスブックの過去の日記より)

私が小学校から通っていたカトリックの学校では全校ミサが年に数回ありました
(母体の修道会がスペインにある学校でした。縁とは不思議)。
ミサの中で、人類愛と平和を願うため左右の人と微笑みながら会釈をし合う場面があります。
厳かなミサの中でこの時だけ雰囲気が和む不思議な儀式です。
小学校低学年のうちはみんな面白がってお互いペコペコしあって可愛いのですが、成長するにつれて恥ずかしくなって照れ笑いするだけだったり冷めた態度をとったりしていました。
グラナダ留学中にイギリス人の友達からミサに行ってみようと誘われました。
私は信者でないけどいいのかと聞いたら大丈夫だと言われたので一緒にミサに行きました。
参列者同士で挨拶し合う場面では、スペインなのでハグとキスをしました。
両隣だけでなく、隣の隣のその隣の人、前後、斜めの人たちともワイワイと抱擁と接吻を交わしたので、この国で引っ込み思案だったらミサにも出られないんだなと思いました。
文化が違うなあと痛感しました。
いろいろな国ではコロナの影響でハグやキスの挨拶に替わる別の挨拶が取り入れられていますが(肘をくっつけ合う等)、キスとハグが出来ないことは、日本人が想像する以上に悲しく寂しいことなのではないかなと思います。
(2021年、コロナ禍の時の投稿)

2022.10.08

グラナダ大学外国人コースの初日(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)

「グラナダ大学外国人コースの初日」(フェイスブックの過去の日記より)

9月に入ったのでグラナダ大学付属の外国人コースの入学日(1996年)のことを思い出しました。
会話クラスを決めるため、先生との一対一のレベル分け面接がありました。
攻めの姿勢でこの留学生活を送ろうと決心して、普段の自分の倍しゃべる気持ちで面接に臨みました。
ところが面接の最後に先生から「口数が少ないようですね」と言われて、いきなり出鼻をくじかれました。
この国では一体どれだけしゃべれば普通レベルなのだろうかと思いました。
面接の結果、わりと上のクラスに入りました。大変だったけれど良く頑張ったと思います。
9月に入り、うちの子供たちも新学期が始まりました。
コロナでいろいろな行事が中止になり、頑張って練習してきたことを競い合ったり発表したりする機会がなくなってしまいました。

毎日小さな楽しみを見つけて過ごして、大きな目標を諦めないでほしいです。 

(2021年頃、コロナ禍の時の投稿)

2022.10.08

グラナダ、花についてのエピソード(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)

  「グラナダ、花についてのエピソード」(フェイスブックの過去の日記より)

1996年にグラナダに留学して、女子寮で生活しました。
寮生100人はスペイン各地から来ていて、グラナダ大学の大学生でした。7割くらいがアンダルシア出身でした。
寮生活2日目、ひとりの1年生の子が「彼からプレゼントされた」と花を見せてくれました。
仏様の花だ...。日本ではお仏壇用に売られている黄色い大きい菊が一輪でした。
ビックリしたのですが、先入観を持たずに見れば、確かに明るく社交的な人にピッタリなきれいな花だと思いました。
いろいろなことが国によって違うんだと思い知りました。先入観を持っていたらもったいないと思いました。
そういえば、大学から寮に帰ってくる時に、一輪の赤いバラを持ち帰ってくる子が結構多かったです。
スペイン人の男子学生はロマンチックですねえ。
日本人はどうですか?私は学生時代にそういう経験がなかったので何も言えません。
もうひとつのエピソード。
スペイン人の男子高校生に一目惚れをされ、鉢植えの花をプレゼントされた女子留学生の友達がいました。
「あなたの部屋の窓辺にこの花を置いてほしい。僕が毎日見れるように」と言って渡されたそうです。
素朴で情熱的で美しく、そのままフラメンコの歌になりそうですね。うらやましかった・・・。
どの花のエピソードにも私自身は無関係、ということが残念なのですが、当時のスペインの美しい風景だったなと思います。

2022.10.07

「生き物は円柱形」というお話(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)

 「生き物は円柱形、というお話」(フェイスブックの過去の日記より)

小学5年生の国語の教科書に、生物学者の本川達雄さんが書いた「生き物は円柱形」という文章が載っています。
高校生の長男が小5だった時に私はこの話を初めて読んで私はこの話を好きになり、うちの子供の教科書を読み返したり、内容をよく思い出したりしています。
多様な生き物の形の上での共通性は「円柱形」であることで、多様性の中にも共通性があり、動植物も人間も、お互い仲間として敬いあいたい、ということを教えてくれます。
「円柱形は強い。円柱形は速い」という一文があるのですが、これは踊りの基本でもあるなあと思います。
フラメンコでもバレエでも、いろいろな回転の仕方がありますが、胴体を円柱形と見立ててしっかり形を保つとか、自分の体の前で円柱形を抱えていることをイメージすると上手く回転出来るとか、踊りにおいても円柱形をイメージすることは重要だなと思います。
小学校の国語の教科書の他の話も、今読むと感銘を受けたりジーンとしたりするものも多いです。
でも算数の教科書の場合は、小5ともなると、わからないものも多いです。

2022.10.04

フラメンコの難しさを知った日(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)

 「フラメンコの難しさを知った日」(フェイスブックの過去の日記より)

先日発表会が終わりましたが、秋にも発表会をやります(2019年くらいの投稿)。
一緒に楽しい経験を積み重ねて行ける人達が周りにいるので幸せです。
育児真っ只中の時は、こういう日はもう来ないと思っていましたから。
人前で踊った経験の中で今でも思い出すと恥ずかしさのあまりうわーっと叫び頭を抱えたくなるのが、大学1年生の時の出来事。
あるお店を貸し切ったフラメンコ愛好家たちのパーティーに参加しました。
一人でタンギージョを踊ることになり自信満々だったのですが、いつも教室で聴いてる歌と違う!ギターのメロディーも違う!と、ステージで棒立ちになりました。
何分間立ってたかしら。相当立っていました。
もう、手も足も出なくて目も当てられない状態(当時を思い出してうわーっと頭抱える)。
せめて歩き回ればよかったのですが、そこまで知恵が回りませんでした。
見ている方もいたたまれなかったでしょうね。。
しかもその集まりがクリスマスパーティーで(涙)。私が空気をぶち壊しました。
着なくてもいい衣装までわざわざ着ちゃって(恥)。
暖かい目で応援してくれた人には今でも感謝でいっぱいです。今でもよく覚えております。
教室で習うことをそのまま出来るだけではフラメンコを踊れるとは言えないのだと思い知りました。
あの日から私はだいぶ謙虚になりました。
私はいまだに「タンギージョ」と言葉を聞くだけで恥ずかしくなります
フラメンコ教室エルソルではタンギージョをやりません。あしからず。

2022.09.13

辻堂カルチャーは9月末で閉店します。

辻堂カルチャーでのフラメンコ講座の開講が決まったと喜んだ矢先コロナでカルチャーセンターが数か月間閉鎖になってしまったのですが、生徒さん達が開講を楽しみに待っていてくれ、やっとお会いできた時は嬉しかったです。

生徒さん達からの声によって当初の1時間レッスンから1時間半レッスンに変更になった時はとても嬉しかったです。

他のクラスに移動して頂ける生徒さん、今後ともよろしくお願いいたします。

スケジュール的にフラメンコを続けることが難しくなってしまった生徒さん、また一緒に踊れる日が来ますように。今までありがとうございました。

辻堂カルチャーさまにも大変お世話になりました。

2022.09.10

フラメンコショー出演(2022年9月3日)

 六本木のピアノバーIZUMIに出演させていただきました。

フラメンコだけでなく他のジャンルの音楽も楽しめます。私も毎回楽しみにしています。

秀男さんのフラメンコギターとジャズのセッションのかっこよさにはいつも圧倒されます。

お客様との距離がとても近く、お店の雰囲気もフラメンコにぴったりです。

ギターの高橋秀男さん、カンテのレイコ・シミズ・サンギットさん、どうもありがとうございました。

2022.08.08

運動神経がなくても(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)

 「運動神経がなくても」(フェイスブックの過去の日記より)

私は運動神経ゼロだとは何度も書いていますが、スキーだけはよくやっていました。
中2で初めてスキーを経験した時にはこんな楽しいことがこの世にあるなんてと思いました。
スキーの楽しさを教えてくれた友達に感謝です。
中学、高校、大学生の頃は冬休みにも春休みにもよくスキーに行きました。
グラナダ留学中にはシエラネバダでもスキーしました。
これくらいやっていてもボーゲンだった、と言えば私がどれだけ人並み外れた運動神経の持ち主かわかってもらえるでしょう。
フラメンコは運動神経で踊るものではない、と私は思っています。

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