フラメンコ教室エルソル ブログ
2022.10.19
桐野夏生さんの「夜また夜の深い夜」(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)
「″夜また夜の深い夜″を読みました。」(フェイスブックの過去の日記より)
桐野夏生さんの本でいちばん衝撃的だったのは″アウト″ですが、″メタボラ″も好きでした。
メタボラに出てくる宮古島出身の男の子がびっくりした時に「オゴエッ」という方言を言っていて、私も驚いた時に心の中で真似してそう言っていたら癖になってしまい、つい声に出そうになってしまってしばらくの間困った記憶があります。
最近、″夜また夜の深い夜″を読みました。題名に惹き付けられました。
この題名を読んでフラメンコ好きな人なら「なんだかロルカみたい」と思う人もいるのではないかと思いますが、その通り、ロルカの″スペイン警察隊のロマンセ″からの言葉です。
話はロルカには関係ありませんが、面白くて一気に読みました。
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2022.10.19
スペインで見た思い出の映画「テシス」(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)
「スペインで観た思い出のスペイン映画 テシス」(フェイスブックの過去の日記より))
今日はアレハンドロ アメナバル監督の誕生日(3月31日)。
私は怖い話を読むのは結構好きでも観るのは嫌いなのですが、アメナバル監督のデビュー作の「テシス(論文という意味)」はグラナダ留学中に観ました。
ラストを観た瞬間がいちばん背筋が凍りました。
ぜひ観てくださいとは薦めにくい内容ですが、とても面白いです。
ちなみに、私はこの映画をレイトショーで観たのですが、深夜の帰り道でフラメンコ教室で毎日会っているドイツ人の女の子とばったり会いました。
レッスン前後にはいつも他の数人たちを交えてお喋りしていた子で、私がHolaと挨拶したら(その時はお互いに1人でした)、彼女が私を憎々しげににらみ無言で横を通り過ぎて行ったことが映画より怖かった!!
(その後も私たちはフラメンコ教室で毎日顔を合わせましたが普通に接していました。いつも周囲に誰かいましたし。笑顔の裏はわからないものです。)
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2022.10.19
グラナダの女子寮の思い出(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)
「グラナダの女子寮の思い出」(フェイスブックの過去の日記より)
この前グラナダ留学中にみた怖い映画のことを書いたので、あんなこともあったなと思い出したことがあります。
夜中にグラナダの寮の暗いテレビ室で友人と二人でブラッド・ピットの″セブン″を観て震え上がったことを思い出しました。
私が住んでいたグラナダの女子寮には大型テレビが1台ある広いテレビ室が一つあって、人気のテレビ番組の時間にはみんながわっと集まって観ていました。
昼間でもカーテンが閉まっていて、電気をつけずにテレビを観ていた記憶があります。
思えば寮の部屋も図書室も寮長室も照明が薄暗く、レストランやバルなども、屋内は薄暗いところが多かった気がします。
瞳の色の違いも理由のひとつかもしれません。
(でも都会のことはわかりません。どうなんでしょう?)
東日本大震災の後コンビニや家電量販店などで節電していた時なぜか懐かしさを感じて、その理由を考えたら、グラナダみたいだからだと気付きました。
お店の照明は控え目な方がいいなと思います。
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2022.10.19
幸田真音さんの「舶来屋」(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)
「″舶来屋″を読みました。」(フェイスブックの過去の日記より)
幸田真音さんの舶来屋を読みました。
名前だけなら私でもよく知っている銀座の高級セレクトショップ、サンモトヤマ(数年前に閉店)の創業者の一代記です。
ヨーロッパの数々の高級ブランドを日本に紹介した人で、スペインのロエベもそのうちのひとつ(ちなみにロエベとはドイツ人の職人さんの名前です)。
サンモトヤマにもロエベにも無縁な私ですが、この本を読んで茂登山さんには尊敬の気持ちしかないです。
戦争中の過酷さに涙して、ヨーロッパの職人達との友情に目頭が熱くなり、不屈の精神には泣けました。
読み終わったら、″こうしちゃいられない″という気持ちになります
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2022.10.19
ファリャのはかなき人生(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)
「ファリャ はかなき人生」(フェイスブックの過去の日記より)
生徒さんのバイオリン演奏を聴きに行きました。
エレガントなドレス姿が新鮮でした。
どの曲も素晴らしかったのですが、特に感動したのがファリャ作曲のスペイン舞曲でした。
それがきっかけで、ファリャのオペラ「はかなき人生」を動画でいくつか見てみました。
裕福なスペイン人パコを愛したアルバイシンに住むロマの娘サルーの悲しい話です。
はじめは第2幕のフラメンコ的なダンスの場面をつまみ食いするように見ていたのですが、スペイン人オペラ歌手のアイノア アルテータさんが演じるサルーを見た時には思わず感情移入して、私もサルーと共に泣きパコを呪いました。
話はバイオリン演奏の時に戻ります。
スペイン舞曲の演奏が終わると客席から感嘆のため息が漏れ、大きな拍手が起こりました。
胸が熱くなるような演奏で、私もこのくらいフラメンコを踊りきりたいと思いました。
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2022.10.19
死ぬまでにしたい10のこと(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)
「死ぬまでにしたい10のこと というスペイン映画」(フェイスブックの過去の日記より)
長男が赤ちゃんの頃に「死ぬまでにしたい10のこと」というスペイン映画を見ました。内容よりも題名の方が心に残っています。
その時に自分が絶対やりたいことは何だろうと考えました。
「毎日息子に絵本の読み聞かせをする」
「毎日赤ちゃんマッサージをする」
それに加えて
「本鵠沼駅周辺のお店のケーキを全種類食べる」
この行動範囲の狭さ!
当時はフラメンコに関することは挙げませんでした。思いつきもしませんでした。そもそも自分の時間がなかったですし。
今だったらどんな10個になるだろうか。
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2022.10.19
オペラ映画のカルメン観ました(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)
「オペラ映画のカルメン(1984年)を観ました」(フェイスブックの過去の日記より)
プラシド·ドミンゴがホセ役の「カルメン」を観ました。
三大テノールのお顔もお名前もお声も一致しない私ですが、このオペラ映画のどのシーンも好きで、どの曲にも心が揺さぶられます。
そして、この映画の振り付けが、あのアントニオ·ガデス!
ちらっとしか出ないけれど、この存在感ある人はいったい誰?と思ったら、それはエンリケ·エル·コホ。
宮廷ダンサー役の人の気品溢れる踊り(ほんの数十秒間)に見とれていたら、それはクリスティーナ·オヨス。
他にも、フラメンコ好きな人だったら目が釘付けになるようなシーンがたくさんあります。
アンダルシアで撮影された映像も、とても美しいです。
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2022.10.15
グラナダの寮の思い出(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)
「グラナダの女子寮の門限の話」(フェイスブックの過去の日記より)
私が1年間過ごした女子寮は比較的門限が厳しかったのですが、月曜~木曜が22時、金曜が午前1時、土曜が午前3時、日曜が12時だったので私はとても驚きました。
金土日は22時にいったん門が閉まった後は00分にだけ門を開けてもらえるので、そのタイミングに間に合わなかったら1時間後の次の開門まで待ちました。
私が留学した年はちょうど土曜日の門限が1時間遅くなった年で、「長い間交渉し続けていたのよ」と上級生たちが喜んでいました。
私がグラナダに留学している間、日本にいる母は、スペインが昼の時間帯だと私が無事でいるか心配で夜眠れなかったそうです。そして私が寮で寝ているであろう夜の時間帯に安心して寝ていたそうです。
娘がそんな遅い時間まで外国の町を歩いていたとは、母は夢にも思わなかったでしょう。
私が帰国してから暫くの間は、母は昼間にウトウトしていたので、習慣で夜に眠れなくなってしまったのだろうと申し訳なく思いました。そして、そんなに心配なのに留学させてくれてとても有り難く思いました。
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2022.10.13
年末はドン・キホーテ(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)
「昨年末はドン·キホーテ」(フェイスブックの過去の日記より)
こう書くとドン·キホーテで買い出ししたみたいですね。
違います。
バレエのワークショップに参加し、ドン·キホーテのドゥルシネア姫のバリエーションを習いました。
バレエ版ドン·キホーテはとっても楽しい喜劇で、舞台はバルセロナ。
セルバンテスの原作では、ドン·キホーテはバルセロナの地である騎士との決闘に敗れラ·マンチャに帰り、そして病死してしまいます。
死ぬ時になって彼は正気に戻り、アロンソ·キハーノとしてこの世を去ります。
自分だったらドン·キホーテのままで死にたいなあと思いますが、どちらが幸せなのでしょうか。
それはともかくとして、バレエのワークショップはとても楽しかったです。
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2022.10.13
鎌倉の伝説のバレエ学校(フラメンコブログ フラメンコ教室エルソル)
「鎌倉の伝説のバレエ学校」
鎌倉は日本におけるバレエの発祥の地なのだそうで、七里ヶ浜のパヴロバ·バレエスクールが日本の最初のバレエ学校だったそうです。
パヴロバ邸といえば、私が小学校1、2年生の頃、学校帰りにパヴロバ邸の屋上でヌード撮影をしているところをたまたま見て、オオーッととても驚いて友達と大はしゃぎしたという、バレエと無関係の楽しい思い出があります。
その時はバレエ学校は既に閉校していて建物は老朽化が進んでいたのですが、青い空と海をバックに写真を撮ったら地中海のどこかの国みたいに綺麗だったのではないかなと思います。
その写真見てみたいです。
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